HTMLを用いた、xmosaic 上での Hyper Text を書く為のマニュアル(超簡略版)

yutaka-i@is.aist-nara.ac.jp

HTML(Hyper Text Markup Language) は、ドキュメントの表示形式 を定義した文法のことです。 基本的に、この HTML を用いて、xmosaic に表示されるテキストが 簡単に表示されます。 その基本形式は…

        <tag_name> text </tag_name>

のように、テキストを <tag_name> で形式を指定し、その終りには 同じ名前を "/(slash)"の後に続けた形で続けます。 もしくは

	<tag_name attribute_name=argument> text </tag_name>

のように、引数を必要とする属性をもった形式も指定できます。 この書式に注意して、簡単な例を見て頂くことにしましょう。 皆さんのマシンで以下のようなコマンドを実行させて下さい。

	% xmosaic file:/home/is/yutaka-i/www/work/mine.html &

表示されるテキストが HTML によってどのように書かれているのか を以下に表示します。


<HTML>
<TITLE>Introduction of Drunkard Terry</TITLE>

<H1>Drunkard Terry</H1>
<IMG SRC="panda1.gif"> Panda in Shirahama </IMG>



If you want to know my serious introduction, Go to "SELF-INTRO".<P>

<UL>
<LI>  <A HREF="/home/is/yutaka-i/*************/myroom.html">AT MY ROOM</A>
<LI>  <A HREF="/home/is/yutaka-i/*************/shirahama.html">SHIRAHAMA</A>
<LI>  <A HREF="/home/is/yutaka-i/*************/within.html">AKISHINO</A>
</UL>

--------------------------------------------
<ADDRESS> Drunkard Terry
</ADDRESS>

</HTML>

この例を用いて以下にその説明をします。

  1. <HTML>......</HTML>

    これは HTML のドキュメント全体を示します。ドキュメントの 対象部分を指定するわけです。この表現方法の代わりに

    • header 部分 <HEAD>.....</HEAD>
    • body 部分 <BODY>.....</BODY>

    の様に、ヘッダと中身を分けて書くこともできます。

  2. <TITLE>......<TITLE>

    ドキュメントのタイトルを示します。表示されている部分には 現れていませんが、Navigate 機能で Hot List 指定をした時に この部分が参照されます。この部分が上記のヘッダ部分に当た るわけですが、このヘッダ要素して以下のものが用意されてい ます。

    • <isindex> インデックスファイルの指定
    • <base> HTML 自身のファイルを URL で記録
  3. <H1>.......</H1>

    テキストの「ヘッダ」部分です:-)上記の「ファイルのヘッダ」 と混同しないように注意して欲しいのですが、これは HyperText 内のテキストで文章の表題を示す時に使われます。

    これには6つの段階が設けられています。

    • <H1> , <H2> , <H3> , <H4> , <H5> , <H6>

    それぞれ文字の大きさを示しますが、1,2,4,6 は Bold, 3,5 は Italic になっています。

    文字の形式に関しては

        <b>....</b>  Bold font
        <i>....</i>  Italics
        <u>....</u>  Underline
        <tt>...</tt> Typewriter font
    

    などがあります。また、文章中の string 形式としては

        <em>.........</em>      強調
        <strong>.....</strong>  さらなる強調
        <cite>.......</cite>    注釈
    

    その他用意されています。

  4. <IMG SRC="panda1.gif"> Panda in Shirahama </IMG>

    グラフィックイメージを取り込みます。このときに gif データを 指定しておく必要があります。ビットマップデータも可。

  5. <!-- Drunkard Terry -->

    ドキュメント内でのコメント

  6. <P>

    ピリオドを示します。つまり、文章の終りになりますから、後の 文章は改行されます。

    テキストの形式を示すにはこのピリオドの他に以下のものが用意 されています

    <pre>.....</pre>
    Preformatted text の事で、文章内で 部分的に書式をかえます。この時に width 引数で一行の文 字数も指定できます。
    	<pre width="80"> ........ </pre>
    
    <blockquote>......</blockquote>
    特定の文章の区切り。
  7. <UL>......</UL>

    リストを示します。TeX でいえば \begin{itemize}....\end{itemize} に当たりますが:-)、この時に \item に当たる、パラグラフの 指定には <LI> が使われます。

    この時のリストの形式には以下のものが用意されています。

    <UL>.....</UL>
    Unorder List の事で、単にリスト化された のみです。
    <OL>.....</OL>
    Order List の事で、UL にナンバリグされて リストにされます。
    <MENU>....</MENU>
    UL のコンパクト版です。リスト間の空白が 許せない時に/パラグラフが短い時に使います。
    <DIR>....</DIR>
    もっと短いもので、1つのリスト内で 20 以 下のキャラクタで示す時、右の余白を用いたい時に用います。 ページ内でコラム化して表示してくれます。

    Example:

    	<DIR>
    	<LI> A-H <LI> I-M
    	<LI> M-R <LI> S-Z
    	</DIR>
    
  8. <A>......</A>

    Ancors(錨)のことです。ここでは主に HERF と NAME につ いて述べます。これらは xmosaic 内での Hyper Link の中身 そのものになります。「引数をもった属性を示す形式」の形 におさまっていることに注意して下さい。

    • NAME ドキュメント内での特定の重要語句を指定します。
    • HERF ファイルへのリンクを張ります。特定のURL(Universal

      Resource Location)を指定すると、そこにアクセスしま す。この時の URL の構造は以下の通りです。

          resource_type://host.domain [:port]/pathname
      

      resource_type には以下のものが用意されています。

    • file --- ローカルシステム内の特定のファイル
    • http --- World Wide Web(W3) のサーバファイル
    • Gopher - Gopher のサーバファイル
    • wais --- WAIS のサーバファイル

      後ろの3項目については、サーバのみを指定すると、そのサー バのホームページが指定されたことになります。また、そのサ ーバ内での特定のファイルを直接指定することも可能です。file に関しては、自分のローカルエリア内もしくは anonymous FTP サイトに対して有効となります。

    例の中では、リストとの融合で示しましたが、具体的には以下の ようにも使うことができます。


    See <A HERF="http://info.cern.ch/">CERN</A>'s information
    for more details.
    
    A <A NAME=serious>serious</A> crime is one which is associted
    with imprisonment.
    ........
    The Organisation may refuse emplyment to anyone convictes of
    a <A HERF="#serious">serious</A> crime.
    

    <A NAME="name">....</A> で指定された語句は後に <A HERF="#name"> で参照されることになります。

    さらに、以下の様な使い方もできます。


    <!---- honey.html というファイルに                         >
    <!---- Here's <A NAME="hogehoge"> her name</A> があるとする>
    
    This is my <A HERF="honey.html#hogehoge> Steph </A>.
    

    これで、特定ファイル内の特定語句のある場所までリンクが張れたこ とになります。いうまでもなく、リンクを張る時には、そのファイル、 さらには語句の存在をちゃんと把握しておく必要があります。

  9. <ADDRESS> Drunkard Terry </ADDRESS>

    HTML の著者の欄です。左寄せで出てきます。普通はページの最後に 書きます。デフォルトは Italic です。

  10. <DL>....</DL> 上の例では取り扱いませんでしたが、Descriptive List のことです。 以下の様に使います。
    <DL>
    <DT> NAIST's WWW server is avairable!
    <DD> This is a Christmas Present to Internet from us. Here is
    a introduction of information network lab. Look! meny pictures
    will amuse you and I think you wanna make your library. This is
    a great program, enjoy!
    </DL>
    

    表示例


    NAIST's WWW server is avairable!
    This is a Christmas Present to Internet from us. Here is a introduction of information network lab. Look! meny pictures will amuse you and I think you wanna make your library. This is a great program, enjoy!

  11. Special Characters

    特殊文字の表現方法です。

    • "<" ----- エスケープシーケンス &lt; で示します。
    • ">" ----- エスケープシーケンス &gt; で示します。
    • "&" ----- エスケープシーケンス &amp; で示します。